レッスン記録ノート2


 「発表会を目標に励まれているK様」のケース

 K様は、個人レッスンを中心にじっくり励まれるということでしたので、端折ることなく、必要なすべてを順番通りに教えることができました。そのため、今ではまるで湘南ダンス学院の「生きた教科書」のような存在になりました。

 それでも最初の発表会は、あまりにも時間が無さすぎて、困りました。そこで現状で最も良いものを出せるように選んだのがワルツでした。K様は体が柔らかく、自然にしなるようなタイプでした。そのため普通に踊るだけで柔らかいニュアンスが出せます。

 思えば、あさこ先生がまだプロになる前、最初のデモに選んだ種目はウィンナワルツでした。あさこ先生は体が硬いタイプなので、力ずくで圧をかけると逆にバネが効きます。一方、K様にこれをやってしまうと、元が柔らかいため、ぐにゃぐにゃになってしまって気持ち悪い踊りになってしまうのです。

現在はK様も、実力をつけ、何を踊っても素敵に踊られています。


シンヤ先生のレッスンこぼれ話2

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